ジェルネイルキットの選び方6つのポイント |これであなたも自分に合ったジェルネイルキットが選べます!
セルフ向けのジェルネイルキット商品がどんどん増えてきている近年。バラエティショップやコスメショップでもよく見かけます。自分でジェルネイルをやってみたいと興味がある方も多いのではないでしょうか。
でも実際ににやろうと思うと、いっぱいありすぎて迷ってしまいますよね。
そんなジェルネイル初心者の方や、安価なジェルネイルキットを買って失敗した!なんて方にも参考にしていただけるよう、ジェルネイルキットを選ぶ時に大切なポイントをご紹介します。
目次
1. セット内容
ジェルネイルキットの内容はそれぞれのブランドで多少差があり、価格もさまざま。一見安くて商品の数が多いほうがよく見えますが、それは間違い。初心者がジェルネイルをするのに、不必要なものが入っていたり、扱いにくい道具だったりと購入後に失敗することもあります。
まずはジェルネイルをするのに最低限必要な物が揃っていることと、扱いやすい道具が揃っていることが大切。最近のジェルネイルキットはたくさんおまけがついてくるものもありますが、結局使わないことがほとんど。カラージェルやアートパーツは後でいくらでも買い足せるので、逆にいらないものがいっぱいで収納場所に困るなんてことにならないように。
値段で選ぶのではなく、本当に必要かどうかと品質で見極めましょう。
ジェルネイルを始めるときに必要な道具はこちら↓
①ネイルライト | |
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ジェルネイルをする際のネイルライトにはLEDライトとUVライトがありますが、初心者の方にはLEDライトがおすすめ。硬化時間が短いです。 そして、置型タイプとペンタイプの2種類。自分の使いやすい方を選びましょう。 |
②ベースジェル | |
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自爪との密着を良くするためのベースジェルはサンディング(自爪を削ること)が必要なものと必要ないもの(ノンサンディングタイプ)の2種類。サンディングは爪が薄くなる原因になるので、セルフでするならノンサンディングタイプを選びましょう。 |
③トップジェル | |
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綺麗なツヤのあるネイルに仕上げるために必須のトップジェル。未硬化ジェルの拭き取りが必要なものと必要ないもの(ノンワイプ)があります。未硬化ジェルの拭き取りに失敗すると曇ったりするので、初心者の方はノンワイプタイプの方がおすすめ。 |
④カラージェル | |
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ブランドによってセットに付属のカラーの数が違います。好きなカラーを選べるところがほとんど。マット・シアー・パールなどの種類があります。 |
⑤ジェルクリーナー | |
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ジェル塗布前に爪表面を拭いたり、未硬化ジェルの拭き取りに使用。ケア用品やブラシのお手入れにも使えます。 |
⑥ジェルリムーバー | |
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ジェルオフのときに使用。ほとんどの成分がアセトン。 |
⑦エメリーボード | |
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ジェル塗布前に爪の長さや形を整えるときに使用。 |
⑧ウッドスティック | |
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はみ出たジェルを拭ったり、ジェルオフのときに使用。甘皮のケアやパーツを乗せるときなど、さまざまな用途で使えます。 |
⑨キューティクルプッシャー | |
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ジェル塗布前の甘皮の処理や、ジェルオフに使用。ウッドスティックでも代用できますが、あると便利。 |
⑩アクリルファイル | |
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人工爪を削るためのネイルファイル。ジェルオフのときにジェルの表面をサンディングしたり、スカルプチュアの長さを整えるときなどに使います。 |
⑨と⑩は代用できたり、ジェルの仕様によってはいらないこともありますが、基本的には必要なものです。購入する前に使い方と合わせてどの道具がついてきて、何が足りないか、逆にいらないものがたくさん入っていないかを確認しましょう。
2. ジェルの種類と質感
2.1 ジェルの種類
ジェルの種類はジャータイプとポリッシュタイプの2種類。
ジャータイプ
ジャータイプはコンテナに入っているのでブラシにとって塗ります。ジェルを変えるときにブラシを拭き取らないといけないので面倒。使う前に、内蓋をとって、撹拌(かき混ぜること)しないといけないので手間もかかります。ですが、細かいアートをする時は使いやすいです。
ポリッシュタイプ
ポリッシュタイプはマニキュアのようにボトルの蓋にブラシがついているタイプ。そのまま塗ることができます。ブラシを一回一回拭う必要がなく手軽に使えるので、単色塗りするときに使いやすいです。
2.2 質感
ジェルはドロッとした質感ですが、ブランドによって柔らかさが違います。それが塗りやすさに影響してきます。
プロ用のジェルは硬めの質感が多くムラなく塗れるまでには慣れが必要。アート用のジェルは特に粘度が高いので、細い線をくっきり描くのに向いています。柔らかめのジェルは筆跡が残りにくく、初心者でも比較的塗りやすくなっています。好みもあるので一概にどれがいいとは言いにくいですが、初心者の方には柔らかめで色ムラになりにくいものをおすすめします。
細かいアートにも挑戦してみたい、本格的にジェルネイルを勉強したい方はジャータイプで硬めのテクスチャーのジェルを。ワンカラーや簡単なデザインでいい、素早くサッと仕上げたいという方には、ポリッシュタイプで柔らかめのジェルがおすすめです。
3. 品質
1番重要なポイントの品質。
品質が良い悪いの判断基準てなかなか難しいです。商品の説明を見てもいいところしか書いてなし、実際は使ってみないと分からない事が多いので。
判断基準としては、
②カラージェルの発色
③トップジェルのツヤ
④ジェルの硬化時間
⑤ジェルの持ち
⑥自爪への影響
⑦道具の使いやすさ
が挙げられます。値段が高くても品質がいいものを選んだほうが継続的にジェルを続けられるので、結果的にコスパがいいんです。では一つずつ見ていきましょう。
3.1 製品の原産国や化粧品登録されているか
ジェルはいろいろな化学物質でできていますが、爪に塗るとはいえ皮膚についてしまうこともあります。原産国が海外のものと日本のものとで比べると、やはり生産環境や材料なども日本製のほうが安心できます。
また、ジェルやマニキュアは化粧品です。日本で化粧品として販売するには化粧品登録されていることが必須。化粧品登録されているということは、国が定めた基準に従って人体に悪影響のない成分で作られているということです。最近ではオンラインストアなどで激安で売られているジェルもありますが、その多くは雑貨として販売されていることが多く、成分に何が使われているか分かりません。商品が化粧品登録されているかどうかが、安全性を確認するための一つの目安になっています。
ちなみに、化粧品登録されているものは、商品に【爪化粧品】と書かれていて(写真赤線のところ↑)、使用されている成分もすべて表記されています。どこで生産されているかも表記されているので、確認してから購入することをおすすめします。
3.2 カラージェルの発色
カラージェルはどのブランドも基本2度塗りを推奨しています。マットカラーの場合、基準としては2度塗りで自爪が隠れるくらい色づけばOK。シアーカラーやクリアカラーは2度塗りでも自爪が透けるくらいの色味です。メーカーによって発色の濃さは異なるので、好みの発色のものを選んでください。
3.3 トップジェルのツヤ
ジェルネイルはオフするまでぷっくりツヤツヤが持続するのが魅力です。しかし中には、数日でツヤが消えてしまったり、曇ってしまうジェルもあります。購入する際は、オフするときまでしっかりツヤが持続するジェルを選びましょう。
また、トップジェルを塗った後に未硬化ジェルの拭き取りがあるものは、初心者が扱うと拭き取り後に曇って失敗することがあるので、未硬化ジェル拭き取りのないノンワイプタイプのジェルを選ぶことをおすすめします。
3.4 ジェルの硬化時間
ジェルの硬化時間とは、ジェルを塗ってライトを当てる一回の時間のこと。ジェルとライトの性能によって大きく違います。硬化時間が短いほうが早く仕上げられます。セルフでジェルネイルする場合は、片手ずつ順番にやらないといけないので、硬化時間ができるだけ短いものを選びましょう。LEDライトでのジェルネイルの硬化時間は約10秒〜45秒のメーカーがほとんどです。
3.5 ジェルの持ち
ジェルネイルはサロンでやってもらうと約3〜4週間持ちますが、セルフ向けのジェルはだいたい平均2〜3週間くらいです。オフのしやすさや、自爪への負担を減らすように考えて作られているので。ブランドによってだいたいどれくらい持つかは公式サイトなどに記載されているのでそれを基準にするといいと思います。
ただし、ジェルの持ちは生活環境や爪の質、技術面などさまざまな要因に影響されるので、すぐに取れてしまったからといってジェル自体の品質が悪いとは言い切れません。
同じブランドでも「1ヶ月持った」という口コミもあれば、「数日で剥がれた」というのもあり、人によってさまざまです。特に「数日で剥がれた」というのは、プレパレーション(下処理)不足だったり、ジェルがはみ出したままで硬化していたりと何かしら技術面で正しく行えていないことがあると思うので、参考にしない方がいいでしょう。
3.6 自爪への影響
ジェルネイルをすると自爪が傷む、薄くなると思っている人は多いのではないでしょうか。それが原因でサロン通いをやめたという話もよく聞きます。セルフ向けのジェルネイルは自爪への負担を極力減らして初心者でも使いやすいように配慮してあるものもあるので、しっかり確認してから購入しましょう。
自爪を傷める主な原因↓
- サンディング・・・サンディングとはジェルと自爪の密着をよくするために自爪の表面をネイルファイルで削ること。削るということは爪は薄くなります。これを初心者がやろうとすると、削りすぎたり、繰り返すことで爪がどんどん薄くなっていきます。
- アセトン・・・ジェルオフに必ず必要なアセトン。アセトンは爪をとても乾燥させます。こまめに保湿してあげないとどんどん爪が乾燥して残念な自爪になりかねません。
- オフがしにくく無理やり剥がす・・・爪が薄くなる原因で一番多いのがこれ。ジェルがなかなかうまく剥がれず、無理矢理剥がそうとして自爪の表面も一緒にもってかれてしまいます。
- 頻繁な付け替え・・・頻繁にジェルをオン・オフしていると、サンディングする回数もアセトンを使う回数も増え、自爪への負担は増えるばかり。
セルフでジェルネイルする際は、できるだけ爪に負担がかかりそうな工程がないもの、「サンディング不要・アセトンの含有量が必要最低限の量のリムーバー・オフしやすい」メーカーを選びましょう。
3.7 道具の使いやすさ
冒頭のセット内容のところでもお伝えしましたが、初心者でも使いやすい道具が揃っているかというところはとても重要です。使いにくいものやすぐに劣化するものだと、結局使わなかったり買い替えることになるので、道具の良し悪しもしっかり確認してから購入しましょう。
LEDネイルライト
置型とペン型があることはお伝えしましたが、どちらにもメリット・デメリットがあります。自分が使いやすいと思う方を選びましょう。
置型
メリット
・一気に片手5本指硬化できる
・ものによってはタイマー時間の設定ができて便利
デメリット
・大きいのでかさばる
・コードが必要
ペン型
メリット
・ピンポイントで当てられるから気づかないうちによれたりしない
・コンパクトなのでスペースに困らない
・コードレス
デメリット
・指1本ずつ当てるのがめんどう
ジェルブラシ
ジェルが塗りやすいテクスチャーでも、ブラシが塗りにくいと意味ないです。ジェルを塗る際に、キワの方まで塗りやすいか、ブラシの跡は残りにくいかどうかを確認するといいと思います。ブラシのハケが硬いと跡が残りやすいし、ポリッシュタイプのブラシは分厚すぎると甘皮の手前らへんが塗りにくいです。テスターで試す機会があるときは塗り心地を試してみましょう。
ネイルファイル
ネイルファイルは種類によってそれぞれ用途が違います。
画像一番下のエメリーボードはジェル塗布前に爪の長さ・形を整えるのに必ず必要。目の粗さが180〜220グリッドのものだと使いやすいです。全てのファイルが揃っていると便利ですが、ジェルネイルキットには最低エメリーボードが一つ入っていればいいと思います。
ウッドスティック
ウッドスティックはジェルがはみ出て皮膚についてしまったときに修正するために使うもの。プロのネイリストはウッドスティックの先端を自分の使いやすい形に削ってから使うので、販売されている時は先端が分厚く使いづらいんです。セルフ向けのものはすでに使いやすい形状に整えてあることが多いので、購入前に使いやすい形になっているか確認しましょう。
4. オフの手軽さ
ジェルネイルはポリッシュに比べるとオフが時間も手間もかかって大変です。やり方はどのジェルでも基本は同じ。どこで比較するかというと、ジェルリムーバーに浸す時間と、しっかりジェルが浮くかどうか。
同じ時間リムーバーに浸していてもなかなか浮かないジェルは、同じ工程を何回も繰り返したり、プッシャーでガリガリ落としたり、すごく時間がかかってしまいます。なかなか落ちないジェルを無理やり剥がそうとして自爪も一緒に剥がれてしまい爪が薄くなるという残念な結果になることも。ジェルを塗る際のやり方が簡単なことも大切ですが、オフがやりやすいかどうかも確認したほうがいいです。
5. 収納サイズ
ネイルライトって大きくかさばるイメージありませんか?
必要な道具が多い分、片付ける場所に困るし、いざやろうと思うとリビングまで持ってくるのが面倒・・・という意見をよく耳にします。
セルフ向けのジェルネイルキットはライトの大きさがブランドによってさまざま。ペンタイプのほうがコンパクトですが、置型でも小さめサイズのライトもあります。ジェルの種類によって道具の数も変わってきたりするのですが、個人的な意見としては、自宅でするならできるだけ小さい収納で収まるほうがジェルネイルを続けやすいです。
なぜなら、ジェルネイル道具一式を出してくるのがとても面倒だから。そしてテーブルに広げたときもコンパクトな方が場所をとらずに使いやすい。ライトが大きかったり、ジェルネイル用品が増えれば増えるほど一つの収納には収まらず、あれ持ってきてこれ持ってきて、と一つ一つ出すのが手間。小さいサイズでサッと出せて、サッと片付けられるものが一番気軽にジェルネイルできます。
6. まとめ
ジェルネイルキットを選ぶ時は、まずどんなジェルネイルを自分はしたいのかきちんと把握したうえで必要最低限の道具と品質の良い製品で、簡単にできるものを選びましょう。とりあえずこれでいいか、と安価なものを選ぶと必ず後悔します。しっかり吟味してから購入してください。最後に初心者向けのジェルネイルキットのポイントをまとめました。
【初心者向けジェルネイルキットのポイント】
- 必要最低限の道具がそろっている
- ジェルはポリッシュタイプで柔らかめのテクスチャー
- ベースジェルはノンサンディング
- トップジェルはノンワイプ
- 硬化時間が短い
- オフしやすい
- ネイルライトはLEDライト
- ウッドスティックは使いやすい形状のもの
- 収納サイズがコンパクト
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