マニキュアとジェルネイルの違い|併用してもメリットはない


最近はジェルネイルキットの普及により、セルフでもジェルネイルをしている人をよく見かけますが、実際はまだまだマニキュア派の人が多いのが事実。ジェルネイルは聞いたことあるし、サロンに行けばできるのは知っているけれど、どんなものかはよく分からないという方も多いと思います。

さらに、ジェルネイルに興味がある方で

「ジェルとマニキュアって一緒に使えるの?カラーのとこだけマニキュアとかはできる?」

という疑問を抱いている方もいるようです。そこで、今回はマニキュアとジェルの違いをしっかりと理解していただければと思います。これからジェルに挑戦しようと思っている方はぜひ参考にしてみてください。

 

 

1. マニキュアとは

マニキュアとは、合成樹脂に着色したものを有機溶剤で溶かした爪用の塗料のこと。揮発させることで乾燥します。ネイルラッカー、ネイルポリッシュ、カラーポリッシュなどとも呼ばれます。

 

2. マニキュアの特徴

2.1 価格が安い

マニキュアの価格は数百円〜約3000円程度。比較的お手頃なので、手軽にいろんな色を揃えることができるのが魅力。ベースコートとトップコートを併用するほうがきれいに仕上がりますが、カラーポリッシュだけを使用しても特に問題ないので、安く抑えることができます。

 

2.2 早く仕上がる

マニキュアはサッと塗って乾かすだけなので、塗ること自体はベース・カラー・トップと塗っても15分〜20分くらいでできます。忙しい人には隙間時間にできるのは魅力的ですよね。

 

2.3 乾かすのに時間がかかる

塗るのは早いですが、時間がかかるのが乾かすこと。1時間ほどで表面は乾いたなーと思っても、しばらくするとよれてたりすることってありますよね?それは表面は乾いていても、内側が乾ききっていないから。マニキュアは完全に乾くのに24時間かかると言われています。最低でも塗った後2〜3時間はなにも触らずにいたほうがよれる心配はありません。

 

2.4 持ちが1週間前後

マニキュアを塗ってきれいなまま持つのは約1週間。どんなにきれいに塗っても1週間もすると先端からハゲてきたり、艶がくもったり、美しくなくなってきます。数日に1回こまめにトップコートをを塗ると少し持ちが良くなりますが、実際は面倒でなかなかできませんよね。

また、ストーンやパーツ類もジェルネイルと比べるとやはり取れやすくなってしまいます。凝ったデザインをするには限界があります。

 

 

3. ジェルネイルとは

ジェルネイルとは、光に反応することで液状から個体になる光硬化性樹脂というものです。光に反応する成分を使用しているから、ライトで照射すると固くなるんです。

ジェルは基本的に、サンディングした後のザラザラな面か、未硬化ジェルの残ったベタベタな面にしか密着しません。

マニキュアとジェルではそもそもの性質が異なっているので、やり方や持ちも違っているんですね。

 

 

4. ジェルネイルの特徴

4.1 仕上がりがきれい

ジェルネイルの魅力はマニキュアのトップコートでは出せないほどのぷっくりつやつやな仕上がり。一度ジェルネイルをすると、マニキュアのツヤでは物足りないと思う方も少なくないです。

また、ジェルネイルは爪の薄い人でも厚みを出してきれいなフォルムを作ることができるので、爪の形にコンプレックスがある人でも美しい爪先を作ることができます

 

4.2 仕上がった後は乾かす必要がない

ジェルの場合、トップを塗って硬化してしまえば、何を触ってもよれることはありません(ジェルの種類によっては未硬化ジェル拭き取りが必要)。マニキュアで乾かす時間も考えると、ジェルのほうが断然早いです。

 

4.3 持ちが約3週間

ジェルネイルならマニキュアの倍以上の持ちが実現できます。ジェルの持ちには個人差がありますが、セルフジェルネイルの場合は基本的に2〜3週間くらいは持ちます。マニキュアのように、爪先だけ剥げてきてだんだん汚くなっていくということがありません。パーツ類も取れにくく美しい仕上がりのまま数週間のキープが可能です。

 

4.4 補強

爪が薄い人は爪を伸ばそうと思っても、少し伸びただけでヒビが入ったり割れてしまったり、なかなか自爪のまま伸ばすのは難しいですよね。でもジェルネイルをしていれば、厚みと強度が増すので、爪が伸びてきても多少の衝撃では折れなくなります

 

4.5 価格が高い

ジェルネイルはカラー1色だけならマニキュアとあまり値段はかわりませんが、最初にライト・ブラシ・ネイルファイルなど道具を揃えないといけないので、最初にかかる費用が高くなってしまいます

初めての人には、必要なものが全て揃ったスターターキットの購入がおすすめですが、お値段はだいたい1万円〜2万円くらい。マニキュアほど安価ではないので、手軽に購入するのは難しいかもしれません。ただし、最初に道具を揃えてしまえば、後はカラージェルや消耗品を買い足すだけなので、それほど費用がかかることはありません。

 

4.6 施術時間が長い

最近のセルフ向けのジェルネイルキットはLEDライトが主流なので、一度の硬化時間は10秒〜30秒と早いですが、ベース・カラー2度塗り・トップと、基本的には4回塗らなくてはなりません。慣れるまでは塗るのにも時間がかかったりして、約1時間くらいはかかります。

また、ジェルオフも時間と手間がかかります。両手のオフで約30分ほど。ジェル表面をサンディングしたり、アルミホイルを巻いたり面倒な工程があるので、オフするのが嫌いという方も多いはず。

 

4.7 アレルギーなどの爪のトラブルになる可能性がある

ジェルの成分はさまざまな化学物質を使用しており、施術の工程が多い分、皮膚についてしまうことも少なくありません。リムーバーなどの有機溶剤も使用するので、基本的な知識を身につけずに施術すると、突然アレルギーの症状が出てしまうことがあります

ジェルネイルアレルギーについては、こちらの記事に詳しくまとめました。ジェルネイルをする前に一度目を通してみてください。

 

 

 

5. マニキュアとジェルは併用してもきれいにできない

 

セルフネイルが好きな方だと、使い切っていないマニキュアをカラージェルの代わりに使えるのかなと思う方もいるかもしれませんが、マニキュアとジェルは基本的に別物です。併用しようと思えばできますが、きれいに仕上がらず、持ちも悪くなるのでなんのメリットもりません。マニキュアの色が気に入ってるからそれを使いたいというのであれば、カラージェル同士混ぜて自分で近いカラーをつくってしまえばいいと思います。

 

5.1 なぜ併用するときれいにできないのか?

ベースジェルを硬化したあとは必ず未硬化ジェルが残りますよね。その上にマニキュアを塗ると、未硬化ジェルとマニキュアが混ざってしまいきれいに塗れません。さらに、マニキュアを乾かしてからトップを塗ろうと思っても、実際マニキュアが完全に乾くのには24時間かかるので、半乾きの状態でトップでフタをすることになります。そうするとなんだか不衛生。そもそもマニキュアとジェルは性質も違うし併用するために作られていないので、発色が悪くなったり、ツヤがでなかったりよれたり、きれいな見た目にはなりません。

持ちについても、ジェルは表面に未硬化ジェルが残ることで密着しているので、間にジェルとの接着効果のないマニキュアが入ってしまうとジェルのメリットである持ちが実現できません。

きれいなネイルをしたいなら、マニキュアとジェルは別々で使うべきですね。

 

マニキュアとジェルを実際に併用するとどうなるか、とても参考になる動画があったので、気になる方は一度見てみてください。

 

 

6. まとめ

  メリット デメリット
マニキュア
  • 価格が安い
  • 仕上がりが早い
  • 乾かす時間が長い
  • 約1週間の持ち
ジェルネイル
  • ツヤとフォルムがきれい
  • 乾かす必要がない
  • 約3週間の持ち
  • 強度がある
  • 価格が高い
  • 施術時間が長い
  • 爪トラブルになる可能性もある

マニキュアとジェルは併用できないことはないが、仕上がりや持ちはきれいにできない。それぞれの特徴を踏まえて、自分に合った方法でセルフネイルを楽しみましょう。

 

ジェルネイルキット選びに悩んだらこちらの記事をチェック↓

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